トーク上で「LINE Pay」決済が可能に!予約代行サービス「ペコッター」のアカウントで導入開始

「LINE」トーク上での「LINE Pay」決済機能導入は初の事例

LINE Payは、コミュニケーションアプリ「LINE」上で展開する“スマホのおサイフサービス”「LINE Pay」において、ブライトテーブルが開発・運営するグルメコンシェルジュサービス「ペコッター」と連携を開始。同サービスの「LINE」アカウント(チャットボット)「ペコッターのはらぺこ君」のトーク上で、「LINE Pay」を利用した支払いが可能になったことを発表した。

 

「ペコッター」は、飲食店の予約をチャットで依頼するだけで代行してくれるサービス。2015年からiOS版アプリでのサービス提供を開始し、今年の7月から「LINE」アカウントで同サービスを提供している。

このたび、「ペコッター」iOSアプリ版のみで提供されていた、購入すると他のユーザーよりも優先的に予約代行してもらえる“ごほうび”を「LINE」アカウント版でも提供開始するにあたって、決済手段として「LINE Pay」が導入された。

「LINE」トーク上での「LINE Pay」決済機能は、「ペコッター」の協力により試験的に実装された。LINE Payは今後、ユーザーがサービスを利用する際に都度情報入力をする手間や時間を短縮するため、「LINE Profile+」との連動も検討している。

考察

まずぺコッター側の視点から考えていくと、単純に利用者の増加が見込める。

IOS版でしかアプリを配信していないぺコッターと国内ユーザー数7500万人のLINEでは考えるまでもなく、利用者数の圧倒的な増加が見込めるだろう。

iphoneではないので調べることはできないが、2017年時点ではアプリ内広告はなく、予約代行を急がせる、ごほうびと呼ばれるものだけのようなので、LINEを使う事での利用者拡大とトーク上で支払いを完結できるため、より簡単にごほうびへの課金を促すことが出来る。

LINE側の視点から見ると、ぺコッターの協力でLINE上でのLINE Payでの決済を実験的に使用し、成功することができれば、他の企業などもこの機能に注視するだろう。LINEのトーク上で欲しいものを打ち込み、それをECサイトなどが提案し、購入などといったことでユーザーの検討時間の短縮や離脱率の低下などを下げることができるようになるのではと考える。

このようにうんまくいけば、公式アカウントやLINE@での企業登録並びにユーザー数増加を見込めるだろう。

そしてさらに価値を生むことができるのがLINE Profile+と連動することでこれの利用者を増やすことだろう。

LINE Profile+に登録することは、単に今回のトーク上での支払いをさらに楽にするというだけでなく、事前に自分の情報を登録しておけば、LINE内ブラウザから企業のWEBサイトで商品を購入する際に必要なフォーム入力が容易になる。

つまりLINE上から便利にユーザー登録を行い簡単に商品を購入するというプロセスを作ることができるのだ。

これはユーザーだけでなく、企業側にもフォーム入力時点での離脱率がなくなり手軽に登録・買い物ができるという大きなメリットとなるだろう。

これにより、さらなる利用者・利用企業の増加に繋がる。

利用者が増えれば単純な課金や広告での利益が増え、有料のLINE@や公式アカウントが増えれば、単価の高いCVを獲得していけるだろう。

さらに言えば、LINE Profile+の利用者が増えれば、Facebookのような細かいターゲティングを可能とし、広告運用における強い武器となるだろう。

 

参照:

markezine.jp