一言でタクシー配車が完了!JapanTaxiのアプリがLINEの「Clova」へ対応開始
「ねぇクローバ、ジャパンタクシー開いて」
この一言で、事前に「JapanTaxiアプリ」で設定した住所にタクシーを呼べるようになった。
2011年にサービスを開始した「JapanTaxiアプリ」には、全国約7万台のタクシーがネットワークされている。同アプリはスマートフォンアプリ、地図アプリやスマートスピーカーなどの注文チャネルに対応。グループ会社の日本交通への配車リクエストは、約7割がアプリからの注文となっている。
考察
なぜLINE Clovaに対応したのか正直に言って判断しかねている。
そもそも各国にでのスマホでの音声認識の使用率は1割にも満たない。
日本での音声サービスや一サービスの認知度は46%であり、音声をサービスを使用しているのは18%、位置情報が32%と差が開いている。
しかもスマートスピーカーを使うということは、家で呼ぶことを前提としているだろう。
わざわざスマートスピーカーを持ち歩いて更にそれの音声サービスを使うとは考えにくいからだ。
そして、一体どれだけの人が自宅前にタクシーを呼びたがるだろうか?
緊急時や交通機関の止まっている時間ぐらいしか使わないように感じる。
事前に予約するというのもあるかもしれないが、どこでタクシーが必要でどこで乗るかなどを予測して考える方が時間がかかるし面倒だろう。
その中でこのサービス提供に乗り出す価値が見出せない。
現在のスマートスピーカーの認知度は6割程度であり、所有率は2%で購入予定者が5割強となっている。
確かに現時点で所有者と見込み顧客を含めれば全体の約3割はもつ可能性があり、今後認知層が増えれば購入者は増えるという可能性もあり、将来性が高いものといえるかもしれない。
だが、今後ほしいスマートスピーカーを調べたところ、LINE Clovaは1位のGoogle Homeの65.6%に対して36.6%と約半分に落ち込む最下位(7位)なのだ。
更には価格.comでの評価も低い。Google HomeやAmazon Echoとくらべて見ても価格帯や大きさなど目立った優位性がない。
三社のレビューを見比べてもLINE Clovaの品質が低いのも分かる。
様々な条件から鑑みるにこの分野が成長する期待はあるが、あえてLINE Clovaを選んで投資を行う必要性を感じない。
一つ思いつくことがあるとすれば、使ったことのあるタクシー配車アプリのはJAPAN TAXIが1位の約57%でLINE TAXIが約42%であり、残りが各社タクシーアプリの約43%という結果からシェア率の高いLINE TAXI使用者からの流入客を狙えるメリットが思いつくぐらいだ。