大日本印刷、レシートデータを活用したWeb広告配信サービスを開始

大日本印刷は、同社の家計簿アプリ「レシーピ!」で取得したレシートデータをマイクロアドのデータプラットフォーム「UNIVERSE」のターゲティングデータに活用するWeb広告配信サービス「レシーピ!×UNIVERSE」を提供開始した。

 

レシーピ!とは

スマートフォンでレシートを撮影するだけで家計簿管理ができるサービス。主な利用者は20代~40代の女性で、食品・日用品・外食など、日常の買いものの場所や内訳が商品単位で分かるのが特徴。

 

UNIVERSEとは

自社で取得したインターネット上のオーディエンスデータや、第三者企業から提供を受けたオンライン/オフラインデータを統合的に集積・分析し、企業の顧客生涯価値最大化を実現する、マーケティング基盤構築サービス。

 

「レシーピ!×UNIVERSE」の優位性

Web広告を出したい企業は、「レシーピ!×UNIVERSE」を利用することで、重要な顧客像(ペルソナ)を抽出し、ターゲットとする属性の生活者に対して、同じくマイクロアドDSP「BLADE」を介して月間約2420億インプレッション(広告表示回数)のメディア群への広告配信が可能になる。

 

考察

かなり有効な方法ではないかと考える。

上記レシーピ!の特徴のところに書いてある通り、ユーザーについてのかなりの詳しい情報を入手することができるうえ、UNIVERSEがデータを統合的に集積・分析してくれるということは、広告を出していくうえで、重要なターゲティング・ペルソナ設定がかなり安易に出来るようになっているのではないかと感じる。

広告出稿の費用対効果を高める、BLADEを介していくことでROIも高めることができ、より有効な広告を出していけるだろう。

だが、これだけピンポイントにその層の情報を入手できるとなると、多くの競合他社が参入してくるだうため、その中でちゃんと戦っていけるのか、これらのサービスを利用する費用と広告で得られる利益がちゃんと見合っているのかを慎重に考えていく必要があると感じる。

自分たちのリアルな状況と立場をしっかりと考えていくことが重要だろう。

 

参照:http://marketing.itmedia.co.jp/mm/spv/1808/23/news051.html