生鮮食品ネットスーパー「クックパッドマート」のiOSアプリがリリース

クックパッドマート

クックパッドマートでは、生鮮食品をスマートフォンアプリから注文することができる。従来のネットスーパーや生鮮宅配サービスとは異なり、街の精肉店鮮魚店などの販売店、地域の農家といった生産者など、小規模事業者や個人事業主が参加できることが特徴だ。


提供地域の様々な店舗・施設等に受け取り場所設置

店舗・施設の営業時間内であれば好きな時間に受け取ることができる
商品の受け取り場所は、学芸大学駅周辺の「なんでも酒やカクヤス 学芸大学前店」「カラオケの鉄人 学芸大学店」の2店舗でスタート。順次、都市圏を中心に拡大を予定している。

考察
近年様々なECサイトが出来、成長している中で切っても切れない問題は宅配業者の過酷な労働だろう。
Amazonと提携していた佐川があまりの過酷労働に加え賃金の引き上げも叶わずAmazonの配送から撤退していったのが記憶に新しい。
その中で今回取り上げた食品配達系ECサイトも配送を楽にするための方法を考え様々な方法で実施している。
イオンは定期配達型で週に一回配達を行い、不在時には会員の指定した場所に置配サービスをおこなっている。
コープこうべでは近くコインランドリーなどにスペースを設けて受け取り場所としている。

こういった取り組みの中でもクックパッドマートの戦略は非常に良いものではないかと思う。
まず配達店が様々にあることが大きい。

薬局に置ければ何より安心感がある。多くの従業員もおり、なおかつ清潔感並びにしっかりと管理されてる感があり置配やコインランドリーなどよりも絶大な安心感をユーザーに付与できるだろう。

カクヤスも同じようなことが言えるが、こちらは食の関連商材として酒を売り出すことが可能となり、カクヤスは集客を狙えるチャンスとして自発的にクックパッドマートの宣伝を行い、クックパッド側は広告費を大量に割くことなくカクヤスの利用ユーザーにクックパッドマートを宣伝出来るのではないだろうか。

カラオケの鉄人も効果的だろう。
まず24時間営業という時点で受け取り時間に余裕を持てること。
かつ現在昼間に20~30代のママさん会のような子連れの奥様方の集団を見る機会も多い。
こういった層にクックパッドマート層をアピールしていくことで更にユーザーの獲得に繋がる上、カラオケの鉄人側も受け取りに来る顧客を集客できるチャンスとなるだろう。

相互に様々な利点を与えられるため、クックパッドマート側は宅配会社の負担を減らし、賃金もあげる必要もなく、かつ協賛店舗での宣伝も促せる。更にはユーザーの受け取り時間受け取り店の幅を増やしていくことでユーザーの満足度にも繋がるだろう。
この配達店舗や地域を拡大していくことが多くの利益をあげていくポイントとなるだろう。

参考:https://markezine.jp/article/detail/29306